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モーツァルトの変奏曲が…

スタッフTKのオススメクラシック 2018.12.12 Vol.22

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

今回はモーツァルトの有名なピアノ作品を元にして作られたオーケストラ曲を2つ紹介します(どちらも変奏曲のテーマ(主題)を使った作品です)。
 
  レーガー/モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ Op.132
 ドイツの作曲家 マックス・レーガー(1873-1916)は、この曲の作品番号からわかるように43歳という生涯のうちに多くの作品を残した作曲家ですが、今も演奏されている曲はわずかです。この変奏曲は割りと演奏されている方ですが、モーツァルトの音楽を原曲に使っているという理由が大きいと思います。その原曲とはピアノソナタ イ長調 K.331、有名なトルコ行進曲を第3楽章にもつソナタの第1楽章の愛らしい変奏曲のテーマが原曲です。
 レーガーの作品は主題、8つの変奏、フーガという構成で、主題はほぼ原曲通りですが、くり返し部分を楽器の組み合わせを変えて演奏しています。その後第1変奏の出だしこそ原曲の雰囲気を残していますが、すぐに反進行の音型(原曲が♪ミ~ファミ、ソ~ソ だったら、レーガーは♪ミ~レミ、ド~ド という風に)を使っています。そして変奏が進むにつれ、聴いただけでは原曲と結びつかないような、レーガー独特の世界が展開します(最後の第8変奏がものすごいです)。そして最終変奏が終わったあと待ち受けている長大なフーガ。
 フーガの主題は原曲の変奏曲のテーマから採られているのはすぐわかりますが、その後は聴くのが大変なほどの音楽が展開していき、クライマックスで(まるで場違いのように)トランペットで高らかに鳴り響く、原曲通りのモーツァルトの主題。そしてラストは途中の変奏でも使われた符点リズムのないモチーフで全曲が締めくくられます。
 録音はあまりありませんが、レーガーの管弦楽作品集や、オーケストラのための変奏曲集などを探せば見つかるでしょう。

  ドホナーニ/童謡の主題による変奏曲
 こちらは打って変わって(序奏以外は)楽しく解りやすい音楽です。作曲者のエルンスト・フォン・ドホナーニ(1877-1960)はハンガリーの作曲家。特に有名な作品はないのですが、クラシックファンには、彼の孫で指揮者のクリストフ・フォン・ドホナーニのほうが有名でしょう。この変奏曲は実は独奏ピアノとオーケストラのための作品で、あの有名なラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲と同じような形式ですが、セットで演奏されることもほとんどありません。
 曲は比較的長い序奏(この部分は独奏ピアノは休みです)と主題、11の変奏とフィナーレという構成で、まず全オーケストラの大音響と金管の咆哮で主題のモチーフがハ短調で重々しく奏され、だんだんと静かになったあと、バスドラムの一撃で主題を迎えます。この主題の童謡がモーツァルトもピアノ変奏曲のテーマとして使用した『きらきら星』(モーツァルトはフランス民謡「ああ、お母さん、あなたに言いましょう」をもとにして作曲)です。その主題は重々しい序奏とは対照的な、独奏ピアノによる両手ユニゾン、しかも指1本で弾けるような軽い感じで始まり、繰り返しでは弦のピチカートがジャズ風な伴奏をつけます。その後の変奏は木管楽器との掛け合いが多く見られ、ウィンナワルツ風、スケルツォ風、パッサカリア風、コラール風などの変奏が続きます。そしてフィナーレでは、ピアノが鍵盤上をめまぐるしく駆け回る中、主題を元にしたフガート風な音楽が展開し、ふたたびバスドラムの一撃のあと、両手ユニゾンによる主題が再現されます。繰り返しでは木管楽器で演奏され、最後ピッコロやコントラファゴットにおいしい所を持っていかれたあと、金管のコラールとピアノのグリッサンドで華麗なラストを飾ります。
 こちらも音源が少ないですが、ショルティが録音を残しているので(独奏ピアノはアンドラーシュ・シフ)、入手は難しくないでしょう。
2018.12.12 Vol.22