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追悼 チック・コリア

スタッフTKのおすすめクラシック 2021.2.17 Vol.43

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 先日、ジャズ・ピアニストのチック・コリアが79歳で亡くなりました。私はCDを1枚だけ持っています。でもクラシックのCDです。タイトルは
 モーツァルト/二台ピアノのための協奏曲 変ホ長調 K.365(316a)
ピアノ:フリードリッヒ・グルダ、チック・コリア 指揮:ニコラウス・アーノンクール ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団です(遂に三人とも亡くなられてしまいました)。
 同内容のLPも所有しており、A面に協奏曲を収録 即興やアドリブは一切なく、真面目にモーツァルトの演奏をした内容で、第1、3楽章のカデンツァも指定された通りに弾いてます。軽快なアレグロの第3楽章がオススメです。そしてこの協奏曲は今から5年程前、日本人ジャズピアニストの小曾根真、NHK交響楽団と共演した演奏がNHK Eテレにて放送されていました。
 そしてB面(カップリング)にソリスト2人のオリジナルの二台ピアノ作品を収録しています。
 ・チック・コリア/二台ピアノのための幻想曲(ファンタジー)
 ・フリードリッヒ・グルダ/ピンポン
ともに約10分ほどの作品です。
 チック・コリアの幻想曲は緩‐急‐緩の3つの部分からなり、まず ゆっくりしたテンポの静かで美しい響きとメロディーの部分、次に 手拍子(ハンドクラップ)に導かれ、軽快でリズミカル、次々と華麗なジャズ・テクニックを展開する中間部、そして だんだんと静かになり、冒頭の部分が短く再現されて終わる、という構成でクラシックの作品としてもなんら遜色のない、二台ピアノ用の作品としては私のもっとも好きな曲です。是非楽譜を出版してもらいたいです。