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芳ヶ江コンクール 第三次予選を見直してみた件

スタッフTKのおすすめクラシック 2019.10.10(Vol.33a)

草津A・SQUARE店/ミュージックサロンA・SQUARE

 前回の妄想プログラムはいかがだったでしょうか。実はあのプログラムには重大な欠点があります。それは、自己分析でも書いていましたが、“フランス物が1曲もない”という点です。PTNAのホームページに『蜜蜂と遠雷』について事務局長の意見として「第一次~第三次通して四期満遍なく、そしてドイツ、フランス、ロシア物など各地域の音楽を含めたプログラムが良い」となっていました。なので、プログラムにフランス物を入れるべく、第三次予選を見直してみました。

〈第三次予選〉*演奏時間は60分以内
・オルフ/カルミナ・ブラーナ(ピアノ独奏版)より
第5曲 見よ、楽しい待ち焦がれた春が、第6曲 踊り、
第21曲 私の心の揺れ動く秤の上で、第14曲 我々が居酒屋にいる時は
・デュフリ/クラヴサン曲集 第4巻より ドゥ・ヴォカンソン
・レスピーギ/リュートのための古風な舞曲とアリア(ピアノ独奏版)より
       ガリアルダ、イタリアーナ、シチリアーナ、パッサカリア
・デュカス/ラモーの主題による変奏曲、間奏曲とフィナーレ
・デュフリ/クラヴサン曲集 第4巻より ポトゥアン(ロンドー)

新しく見直した第三次予選のテーマは、中世・ルネサンス・バロック期の音楽を元に近・現代3人の作曲家が手掛けた作品を集めた、というものです。まず最初のドイツの作曲家カール・オルフ(1895-1982)による20世紀の合唱曲で最も人気のある作品「カルミナ・ブラーナ」(厳密にはオルフが使ったのは中世の詩で、音楽はすべてオルフ自身によるものです)から、一番有名な『おお、運命の女神よ』(格闘家の登場シーンなどでよく使われる曲)をあえて外して、急-緩-急になるように選曲しました。二番目と最後に弾くジャック・デュフリ(1715-1789)はバロック時代後期フランスの作曲家、ピアノではあまり弾かれませんが、私の好きな作曲家なのでプログラムに入れました。
ローマ三部作など派手なオーケストラ作品で有名なオットリーノ・レスピーギ(1879-1936)はイタリアの作曲家。第三組曲まである原曲からレスピーギ自身によって6曲がピアノ独奏用に編曲されています。今回はその中から4曲を取り上げるのですが、後半の3曲(原曲は第三組曲)はおそらくどこかで聴いたことのある曲だと思います。1曲目の「ガリアルダ」の作曲者はヴィンチェンツォ・ガリレイ、あの地動説を唱えた天文学者のガリレオ・ガリレイの父親です。そしてその次に弾くポール・デュカス(1865-1935)はフランスの作曲家。4曲しかないピアノ曲のうちの一つを弾きます。テーマはとてもチャーミングですが、各変奏の中にテーマを見つけ出すのがとても難しい曲です。明るく輝かしいフィナーレはとてもフランス的です。

マニアックな趣味による選曲になりましたが、これでフランス物だけでなく、近・現代のドイツとイタリアの作品までプログラムに入れることが出来ました。
ちなみに前回、本選で演奏したい曲としてシューマンのピアノ協奏曲 イ短調を挙げましたが、この曲のオススメの演奏は、どんなに録音が古くても、どんなに音質が悪くても、リパッティ盤が私のマイベストです。
2019.10.10(Vol.33a)