音楽には楽しく、面白いだけでなく、人の体や心に生理的・心理的に影響し、また集団で行う喜びから社会性を獲得できる力があります。こうした働きをもとに、音楽を体や心の変化に合うように利用するのが“音楽療法”です。
言葉、意思疎通に障がいのある人とコミュニケーションがとりやすくなる。
感情を表すのが乏しくなっているケースでも、懐かしい歌が記憶を刺激し、感情をよみがえらせてくれる。
歌いながらの楽器演奏、歌詞を見ながらの指先・腕の運動など同時に2つ以上の動作をすることで、認知症を予防する。
リズムにのせることで、自然な体の動きを促すことができ、身体を健康に保つことができる。
集団の中において自己表現することで、人との交わりを楽しむことができる。

車いすのままでもできる身近なものを使った体操。音楽にのせて行うと、普段じっとしている人が腕を動かすこともあります。

泣いたり、笑ったり感情表現がいきいきとしてきます。

太鼓を叩く振動は腕の筋肉を刺激し、ひざからは体全体に心地よさを伝えるようです。

腕を上げることができなかった彼も、タンバリンを持ち上げ楽しそうです。

一人演奏は、注目されることにより他者を意識すると同時に自己愛にも目覚めます。

人と接することが苦手な方が、無理なく参加できる場として活用できます。

指先で弦をはじく。子供自身のテンポにあわせることで、満足度を得られます。

少しずつ集中力が伸びてきます。発声・発語を促します。

木のやさしい音色が子供たちは大好きです。