対人実践の現場では、相手も自分自身も、様々に心を動かして参加しています。
どのような目標を立てるにせよ、その場をどう感じ、相手をどう感じるかによって、結果は変わってくるはず。
本講座では、保育・心理・教育・看護・音楽療法などの対人実践に携わる方に向けて、感じられたこと(実感)を重視し、関わりの質の向上につながる省察をするため、エピソード記述という質的研究方法について紹介します。客観的な記録とは違い、実感という目には見えない部分を描くことを通して、自分の心の中に隠されていた思いを発見したり、相手の反応の意味を理解したり……、いつの間にやら、芋づる式に大きな問いが立ち上がることもあるでしょう。実践の捉え方を一歩深めるために、ぜひ一度、エピソード記述を体験してみませんか。
講師 |
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山本知香
(日本音楽療法学会認定音楽療法士・滋賀大学教育学部非常勤講師)
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京都音楽院音楽療法研究コース・特別研究コース修了後、音楽療法の現場を経て、中京大学大学院心理学研究科 臨床・発達心理学専攻修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程。
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日時 |
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参加費 |
2,970円(税込) |
形態 |
グループ |